お久しぶりです。 投稿に時間が空いてしまいすいません。
前回は、初回に投稿した5つの手放した事から、 1感情に支配されるのを手放すについて、を投稿しました。なお、5つの手放した事は下記の通りです。
1感情に支配されるのを手放す
2不安に支配されるのを手放す
3イライラや怒りに囚われるのを手放す
4迷いや行動する為に気持ちを使うのを手放す
5ブレない自分を形成するのを手放す
今回は、2不安に支配されるのを手放すについて、考えていきます。
2.不安に支配されるのを手放すについて
①不安になるのがネガティブな事だと思わない
不安のなるのを「ダメな事、弱い人」等とネガティブに捉えていませんか? むしろちゃんと不安になれる人って、むしろ、「結果の出せる人の条件」です。
社会心理学者,ダニングとクルーガーの実験で次の様なものがあります。 学生を対象に学力テストを実施させ、更に結果に対して自己評価をさせてみた所、 成績が良かった学生ほど、なぜか「自己評価が低いこと」がわかりました。 結果を出せる人程、「出来ていないかも」と不安になり易いという実験結果でした。
実験から導き出せるのは、不安とは、「そのままだと危ないよ」と対処を促すためのシグナルなのです。 より小さな誤りにも気付ける「不安を感じやすい人」の方が、ミスを避けられるのは当然ですよね。 もちろん「うまく事をなせる」のも当然ですよね。
「こんなんじゃだめ」「まだ安心できない」「もっと追求できるはず」等と考えられるのが日本人の美徳とされていますが、最近ではそこをやり過ぎるのはどうかという風潮はあります。でも、そういう考えがあるからこそ、より良い仕事、より良い社会、より良い環境、より良い生活が保障されるのではないでしょうか?
②不安は心の問題ではない
不安は心の問題。 というのは一見、常識とも思えます。 でも、その常識を疑ってみてください。不安は「現実問題を対処するためのシグナル」なのです。 人間の身体構造というのは何十万年前から進化していないと言われています。 その通りで、感情や気分をつかさどる脳神経のつくりも何十万年前の古代人のまま。つまり、私たちは狩猟採集生活、寒暖差生活にもマッチしているともいえます。
例えば、何十万年前の古代人の気持ちになってみましょう。 氷河期時代の極寒時期に「今年は寒いぞ」と気付いたとします。 さてどんな感情を抱くでしょうか。 寒さに耐えられないかも、食料確保出来ないかも、今から暖かい南の土地に移動するか等でしょうか。 次から次へ「不安」がわいてくるでしょう。 不安とは、「未来のリスクに備えなさい」という警告シグナル。 そういう飢えや極寒という危険を察知する事は避けなければなりません。 もしそれらを心の問題ととらえていたら。どうしたら不安がなくなるかな、ゆっくり休んでおちつかせようかな等と思います。 それでどうなりますか?変わりませんよね。 おそらく、時間が経てば飢えて死んでしまうでしょう。
つまり、不安は「心の問題」ではなく、現実に起きている問題に「対処せよ」というシグナルです。 つまり、「行動しなければ変わらない」という事なのです。
ももたつの経験より
以上、2例を出しましたが、私はこれらを理解し、実践(人間なので上手くいかない事もある)した所、不安と上手く付き合う事を意識しました。 むしろ、不安を感じず、根拠もないのに「大丈夫」とか言っている人の方が心配です。 不安に向き合わずに課題を先送りしている事で、知らない内に不安を抱えてしまいかねません。 不安と上手く付き合う事で、人間関係の悩みもほとんどなく楽しく暮らせています☆
最後まで読んでくれてありがとうございました。 次回は、3イライラや怒りに囚われるのを手放すの考え方の詳細を投稿しますね(^_^)v